今という器の中から

過ごした時間を振り返る雑記ブログ

自分にとっての幸せを考えながら

 人生の大枠が上手くいってないなあと感じながら生活をしている。楽しいことはある。嬉しいこともある。しかし、一つそれをめくってみれば人生に失敗しているという感情が表れる。「常にここではないどこかを夢見るような人種は、幸せにはなれない」という言葉をTwitterで見たが、自分はそれに該当している人間だと思った。

 

 仕事をしながら、自分はここではないどこかを夢見ている。どこにも行く宛などないうちから。前の職場も、その前の職場も辞めた。理由はあったのかもしれない。なかったのかもしれない。辞めて良かったのかもしれないし、悪くなってしまったのかもしれない。

 

 「すべてを満たす職場なんてどこにもないよ?」

 

 諭すように恋人が言った。自分はその言葉を理解して聞けているのだろうか。分かっている自信がないうちに、今の職場もまた辞める。そうやってここではないどこかを夢見て、人生に対して失敗したと感じ続けるのだろう。これが片付かないうちは不安が頭をよぎるし、片付いたところで次の問題が頭を悩ませるだけなんだろう。

 

 幸せを性欲に頼るのはよくないよと言われた。耳が痛い。じゃあ、あなたにとっての幸せは? 恋人は「二人で新たな発見をすることが幸せ」だと話していた。美味しいものを食べたり、新しいお店に行ってみたり、欲しかったものを見つけたり。自分はきっと、それらに対して彼女ほどの価値を感じていない。

 

 それなら自分にとっての幸せって何なんだろう。今の自分にとっては恋人に触れていることが幸せだ。自分一人には外に出ること自体が苦痛であることが多いが、恋人が新たな発見をして喜んでくれるのなら、二人で外に出る価値もあるか。

 

 明るい夜が好きだ。帰り道が好きだ。自分は試行錯誤をすることが好きか? 自分は再現をすることが好きか? 自分は装飾することが好きか? 自分は自分の価値観に一致するものが好きか? 自分の価値観とは? 自分のことは自分が一番分かっている? 本当に?

 

 自分の心残りは何だろう。まったく満足していないつもりだ。なのにやり残したことは言葉にできない。自由になりたい。信頼されたい。素晴らしいことに触れたい。自分でも生みたい。自分らしさが欲しい。金になる自分らしさが欲しい。自分の存在を肯定したい。