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星明かりの更新

真っ直ぐ立つために、少しの呪いを添えて。現人神へと変わるまで、リターンズ。

備忘録 2015年3月

 二度と会えないという発想から、携帯電話が思い浮かんだ。携帯電話が普及して、待ち合わせが非常に楽になったという。SNSが普及して、ある程度親しい人なら、簡単に近況を伺えるようにもなった。トガミはある程度すらも親しくはなれなかった。


 人が多い企業の方が面白いかもしれないと感じるようになった。属している人間が、どんな人となりなのかを知る過程が面白いのかもしれない。それと、母数が多い方が、単純に自分の好きになれる人が見つかりやすい気がする。社会経験が浅いからか、嫌いな人、苦手な人と無理して関わる必要のある状況が無いことも関連しているのかもしれない。


 3月は何があっただろう。色んなことを勉強しようと思っては、何も身に付かずに挫折し、過ぎ去ってしまった気がする。過ぎ去ったのは、時間や機会だけでもない。トガミは失ったものを嘆くのが好きなのかもしれない。とても苦しい。トガミは人に恋していたのか、それとも夢を見ていたのか。それすら分からない。夢を見ていたなら、とても順当に、呆気なく終わった。一言しか言えなかったし、逆に言えば一言は言えたのだ。最高とは絶対に言えないが、最悪では無いだろう。失う期限を知っていただけ、まだ増しなのかもしれない。それに、トガミの知らないところで、これから幸せになることが殆ど決まっているのだ。自分自身の気持ちにさえ折り合いを付ければ、他に何も心配することも、悩むこともない。

 トガミは良い側面しか見ていなかったのかもしれない。教えて貰うばかりで、何も役に立つことが出来なかった。問題が起きても取り乱すことなく、トガミの中に残っている記憶は殆どが笑顔だ。俺は役に立ちたかった。それでも足を引っ張ることしか出来なかった。それがとても悔しいし悲しい。それはポーズだけなのかもしれないが。


 自分にしかできない仕事どころか、多くの人に出来る仕事すらトガミには出来ない。トガミでも出来るように、誰かの手を煩わせてまで、仕事をつくってもらっている。幼く、無知で、無力だ。悔しい。


 自分の好きな人や尊敬する人には報いたい。会社や部門や義務・準則・マナー・常識は最悪どうだって良い。そんなそこに在って当然のようなものよりも、バイアスをかけて大事にしたいものがあるような気がしてきた。それ以外に対しては、それらも尊重する意思を持とうと思う。


 何も出来ないのは嫌だ。好きな人には好意を、敵意を持つ者には悪意を返したい。自分の望む誰かの役に立ちたい。自分を助けてくれた人の役に立ちたい。助けてくれた人が困っているのに、指を咥えて突っ立っているしかないのはもう嫌だ。
 

 
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