読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

星明かりの更新

真っ直ぐ立つために、少しの呪いを添えて。現人神へと変わるまで、リターンズ。

 文章が書きたいのかそれとも書かされているのか、単に満たされていないのかと書き出そうとして、前にもこれを書いたような気がするなと思った。それでも何となく書き進めようと思うのは、前に書いていたかどうかよりも今の出力効率はどうなっているのかと感じるからだろう。

 書いても書いても満たされない。それもその筈で何かが書きたいわけでも何かを伝えたいわけでもないのだろう。言うなれば書いている間は気が紛れるくらいであって書き終わってしまったら元も子もないのだ。反面、無限に話題があったならば自分の親指が疲れ果て動かなくなるまで書き続けられるのかもしれない。そんな希望的観測を試みてみるが、いわゆる長文は書けないしそもそも無限に話題があるようならもっと別の活かし方があるはずだ。

 しかし、活かし方があるから、それが最善だから選ぶという考え方も腑に落ちていない。例えば競艇選手として大成する事が確約されていたならば自分は競艇選手を志すだろうか。身を持って知りもしない未知に自分が飛び込むとは思えない。しかしときには未知に、あるいは馬鹿げた既知にも飛び込んでしまうときがあるのだからやはり自分には謎だらけだ。

 自分が誰でどんな人間であるかなんてことを聞かれても分からない。他人の平均を知るほど他人と関わった覚えはないし、目の前の他人が誰であるかなんてことも分からない。だからこそ他人自身に他人のことを聞きたくなる。そこで盤面を前後逆にする。あるいは双方互いを知らないならばそれこそ当人のことを当人に聞いても仕方がないのではないかと思う。その行為自体が不毛なのではないかと思えばそれに自分が持つ僅かばかりの資本を賭けてみようとは思えない。賭ける先も無いのでそれが日に日に減っていく様を眺めるのだ。それに価値があると思い込んでいるからこそ、今の自分は悲しいと感じているし満たされないと思っているのかもしれない。