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星明かりの更新

真っ直ぐ立つために、少しの呪いを添えて。現人神へと変わるまで、リターンズ。

八つ当たりなど

 小さい頃、「漫画家になる」、「メジャーデビューする」と言っていた他人を見ては、何を考えているんだろうと思っていた。きっと何も考えていない、現実を見ていないんだろうと思っていたが、最近になってそれはブーメランとして戻ってくる。何も考えていないのは自分の方だった。

 大学に行って、大企業に入る。長い間、それが唯一の正解だと思っていた。小学校の中頃から高校受験の前まで、ずっとそんな事を考え、聞かれればそう書いていたような気がする。将来の夢は大学に入って大企業に勤めること。それ以外の人間は現実が見えていない、身の程知らずだとさえ考えていた。

 それくらい夢とやらを神聖視していたのだろう。自ら求めるなら、相応の能力を持っていろ。そんな事を考えていたような気がする。もうこの記憶が、自分によって捏造されていたものなのかを確かめる術もない。夢を探すのも、追うのも怖かったのだろうか。当時の自分が夢に向かう選択肢に果たして気がついていたのかはもう分からない。

 思ってもないことを書いてる。どうしたって少なくとも思ってもいないことが入ってくる。馬鹿か。

 気分に波がある時に何かをするもんじゃない。余計に波が荒立つだけだ。腹が立ってるときに将棋を指したって悪手しか指せない。文章を書いたって余計に腹が立つだけだ。言葉になってもない思考に文章が追いついてくるはずもない。そうやって書いた文章が意味を持つのも、苛立ちが収まったときだ。少なくとも今じゃない。

 今、物凄くぶち壊してやりたい気分だ。認めよう。しかしながら主観の中では数多くの制約が課される。社会的な生活を送らねばならないし、もうネットも公の場所として認知されつつある。だから発言を慎め。それは俺にとって充分に“べき”であるし、それを自分で選択しているなんて抜かす輩には反吐が出る。それを指摘すれば何か変わるとでも、本気で思ってるのか?

 自分の馬鹿さを連ねるうちに自分で苛立つ。本物の馬鹿だ。足りない頭を使って平衡を保ってどうしようと言うのか。いや、平衡ですらない。思ってもない文言を入れて、単にそう見せようとしているだけだ。思ってもないことを書いて何が変わるのか。全部自分の弱さだ。自分で自分を枠にはめてどうする。何も変わっちゃいなくて腹が立つ。ぶっ壊す当てがない。ただただ書き殴る先が欲しかった。

 とは言え、ネットに本音を書くのは望ましくないのだろう。言いたいことは無いのだ。宛先は、伝えたい誰かではないのだから。意味なんて生まれない。

 
 

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