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星明かりの更新

真っ直ぐ立つために、少しの呪いを添えて。現人神へと変わるまで、リターンズ。

現状に臨む姿勢/カイジ2 人生奪回ゲーム感想

映画

 一応、結末の暴露が含まれるので注意。

 『カイジ2 人生奪回ゲーム 』を見た感想。

 一番初めの作業服の欺瞞。今までの金を吐き出せ。それは今作の流れを暗示していたのだろう。そのままでは勝てない勝負を、周りの助けを借りて覆してみせる。

 理不尽も不平等も受け入れ、その上で逆転してみせる。そのまま負け続ける人間が憧れないはずもない。

 「意味分からねえ、どいつもこいつも狂ってやがる!」

 元々あまり映画は見ないのだけれど、それでも一回の視聴で分かるくらいに伏線の箇所が分かりやすく示されていた。簡単な伏線しか拾えておらず、そう感じているだけなのかもしれないけれど。

 自分のことを思う人間、自分を騙すそうとする人間、真意の分からない人間。そして、もう1人。人の思いに答えが対応するとは限らない、それでも作為は頭に入れておく方が良いのかもしれない。

 何と言っても全てが大掛かりで真似が出来るはずもない。全ての物差しが初めから違っているとしか思えない。そう考えているうちは、きっと違っているのだ。

 「神懸かり的だろ? 俺の強運」

 この上がり下がりが堪らない。当人には成りたくない。さながらRoller coaster。そこには刺激と全てがある。

 「全てねじ伏せて俺は勝つ」

 一条の回想が入ったとき、何だか嫌いになれなくなった。友人の肩代わりから狂った歯車。偶然から生まれる取り返しの付かない失敗。地下から這い上がり、のし上がる一条。

 敗北が決定し、崩れ落ちる一条。最後にカイジに見せた痩せ我慢。そこに見える一条は恐らく、本物だったのだろうと思う。這い上がった先を見てみたいと思う。

 まさか最後の最後でcomedyとは、と思ったが──

 今回は利根川が大活躍だったように思う。始めから最後まで、彼の作意は大活躍だった。100%の結末。仲間と金、どちらを取るのか。私は恐らく、金を取るだろう。

 「人生を取り戻せ」

 不平等な遊戯に全力を尽くす。その上で結果を出すなんてのは容易なわけがない。何だかんだで藤原竜也(敬称略)が主演の作品は、殆どが面白く感じてしょうがない。感想を纏めるのは苦手だ。

 カイジseriesからは、逆境に立ち向かう姿勢を学ぶのが望ましいのだろう。そう簡単に真似できるものでもないのだろうが、見なかったときよりは変わっていることを願う。